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折れ破損 - コネクタ部分で折れたり、折れ曲がったUSBメモリを修理、データを取り出します

差し込み口が折れたり、折れ曲がったUSBメモリからのデータの取り出しについて詳しく紹介しています。多くの事例から破損の状況、どのようにデータを取り出しているのか参考にしてみてください。
修理、データ復旧料金は8000円です


折れたUSBメモリからのデータの取り出し

折れたUSBメモリ

以下に折れたUSBメモリ(折れ曲がったUSBメモリ)の例、およびそれらの折れたUSBメモリからのデータの取り出しについて実例を挙げて紹介しています。
以下で説明する【USBメモリが折れた 】という状態は、非常に強い衝撃によってパソコンのUSBポートに差し込む部分で折れ曲がったか、或いは衝撃の強さで差込む部分が取れてしまったことを言います

折れ方にはさまざまな形態があります。それらは、USBメモリの形状や材質、製造メーカー、衝撃の加わり方などによって症状の軽いものや、非常に重度な破損を起こしてしまうものがあります
USBメモリは通常は樹脂や金属製のケースで覆われています。そのため、外観からはどれも同じような症状に見えますが、ケースから取り出してみると実に多彩な状態で破損しています
それらは単に差込口が外れているように見える軽度なものから、ひどい症状のものでは繊細な回路パターンの剥離、微小チップの割れ、微小チップの外れをはじめ、更に酷いものでは重要なコントローラと呼ばれる5ミリ角位の大きさで48本の端子が付いたチップの半田付け部分の外れ、そしてコントローラやメモリが電気的に破損していることがあります。
最悪の場合としてメモリが破損しているとデータは取り出せません

一般的にUSBメモリが折れるということは、内部の破損もそれなりにダメージが大きいと言えます。
ただ、破損の症状が大きい割にはデータの取り出しの成功率は高い傾向にあります。通常は80〜90パーセント以上の確立で成功します。
データの取り出しに失敗する例としては特殊なコントローラが使われている場合や、特殊な形のメモリ、海外の製品に見られる特殊な部品が付いたものもが挙げられます

折れた破損の中で最も多い破損の症状としては導電端子の外れ、導電端子が半田付けされている周囲のパターン剥離、コントローラの端子の半田の外れが見受けられますが、その他にヒューズ抵抗の破損や、コントローラの破損、そしてメモリが破損していることもあります。

以下は折れたUSBメモリの写真による実例です。

1.東芝製16ギガの折れたUSBメモリ
TOSHIBA製16ギガの折れたUSBメモリの外観です
TOSHBA製の折れたUSB外観

TOSHIBA製16ギガの折れたUSBメモリの内部です
TOSHBA製の折れたUSB内部

このUSBメモリはタイプ2ですので導電端子は4本です。導電端子がきれいに取れていることが分かります
このようなきれいな折れ方をしている場合は他の部位へのダメージが小さく、データの取り出しは高い確率で成功します。
この東芝製の場合はコントローラの端子がしっかり半田付けされていて、さらにコントローラとメモリがコネクタから遠い位置に装着されているため、コントローラの半田の外れは滅多に見受けられません
折れても症状が軽くてすみますので安心して利用できます
データの取り出し成功率は95パーセント以上です

2.東芝製64ギガの折れたUSBメモリ
TOSHIBA製64ギガの折れたUSBメモリの内部です
TOSHBA製64ギガの折れたUSB内部

このUSBメモリはタイプ3ですので導電端子が9本あります。
導電端子の本数が多いと言うことは衝撃に対してUSB2タイプより強いことになります。それでもこの部分が全て外れてしまうと言うことは受けた衝撃がかなりのものだったと予想されます
また、USB3タイプは導電端子間の間がUSB2タイプより狭くなっているため半田付けによる修復作業が難しくなります。端子間でショートしないように注意するとともに、配線ミスを起こさないようにしなければなりません
データの取り出し成功率は高いですが、ヒューズ抵抗、コントローラが破損していることがあります

3.SANDISKの折れたUSBメモリ
SANDISK製の折れたUSBメモリの内部です
SANDISK製の折れたUSB外観

この種のUSBメモリは左側の四角の金属で保護された内部にチップ型の本体が収納されています。
一般に流通している製品とは内部が大きく異なっていて、プリント基板の構造になっていません
したがって、この金属部分を取り除いても薄い板状の個体の形をしたものが出てくるだけで、半田付け修理などができません
唯一、パソコンに差し込む部分の破損の場合にだけデータを取り出せます
内部の個体部分が変形していなければデータの取り出し成功率は高いですが、個体部分が割れていて作業できないことがあります

4.アクセサリー形式の折れたUSBメモリ
アクセサリー形式の折れたUSBメモリの内部です
アクセサリー形式折れたUSBメモリの内部

ケースがアクセサリーの形をしていますが内部は通常のUSBメモリと同様の構造になっています
このようなアクセサリーの形をした商品は、ゴム製の乗り物や人形の形をしたものなど、記念品のような商品として見かけます
一般的にメーカー名の記載がされていないため、どこに問い合わせすればよいか判断できません
アクセサリーとして加工されているため全体の重量があり、パソコンに取り付けた場合に不安定になって折れやすいと思われます
補修作業は一般の形をしたUSBメモリと同じ方法でデータを取り出します
この製品に限れば、革ケースによって基板が保護されているため破損のダメージが小さくてデータの取り出し成功率が高いです

5.依頼者様が自分で何らかの復旧を試したメーカー名がわからないUSBメモリ
メーカー名が不明の折れたUSBメモリの内部です
メーカー名が不明の折れたUSBメモリの内部

ケースから取り出されて基板だけの状態で送られてきた依頼品の例です。このような依頼品を時々見かけます
製造メーカーを知るために出来るだけケースも送付していただけると作業がスムーズに進められます
写真はデータを取り出すためにリード線を繋いでいる状態ですが、依頼者様が自分で修理を試したため、パターンが焼けてかなり破損しています
このような場合は元の状態が分からなくなっていますので、経験的に焼けて破損する前の状態を探し出してリード線を繋ぎます
このように依頼者様が自分で修理を試した場合、半田付け部分がショートしたために電気的に破損してしまったものがありますが、単に回路パターンが焼損しただけの場合はデータの取り出し成功率は高いです

6.ELECOM製の折れたUSBメモリ
ELECOM製USBメモリの外観です
ELECOM製USBメモリの外観

ELECOM製USBメモリの拡大画像です
ELECOM製USBメモリの拡大

ELECOM製のUSBメモリは数多く販売されていて、沢山の依頼品が寄せられます。
このUSBメモリはタイプ3ですので導電端子の数は9本あります。
折れた部分の拡大写真を見ると導電端子が半田付けされていた周辺の回路パターンが広範囲に剥離しています
このような状態からデータを取り出すには回路パターンがショートしないように綺麗に整えます。そしてリード線を間違えないように半田付けします
この依頼品のように破損が酷い場合は破損したときにショートしてコントローラやメモリが破損していることがあり、データの取り出し成功率はやや下がります
コントローラとメモリが破損はていなければデータはほぼ確実に取り出せます

7.SONY製4ギガの折れたUSBメモリ
SONY製4ギガUSBメモリの外観です
SONY製4ギガUSBメモリの外観

SONY製4ギガUSBメモリの内部です
SONY製4ギガUSBメモリの内部

ここで紹介するUSBメモリはSONYのタイプ2製品です
破損して依頼を頂くなかで最もデータ取り出しの成功率が高い製品です
その理由は、SONY製品のUSBメモリには4ギガの他に8ギガ、16ギガ、32ギガ、64ギガのように揃っているなかで、全てが互換であることです
例えば4ギガのUSBメモリと8ギガのUSBメモリの基板は設計が同じです。したがって、コントローラの型番が同じであれば基板も同じ仕様です
そのため、4ギガのUSBメモリのメモリチップを外して8ギガのUSBメモリに移し替えるとそのまま使用できます
この依頼品は4本端子全てが折れて半田付されていた基板の箇所の回路パターンが剥離しています
剥離しているパターンの適切な場所を見つけてリード線を繋ぎデータを取り出します
SONY製品のタイプ2USBメモリのデータの取り出し成功率は非常に高いです

8.TOSHIBA製16ギガの折れたUSBメモリ
TOSHIBA製16ギガUSBメモリの外観です
TOSHIBA製16ギガUSBメモリの外観

TOSHIBA製16ギガUSBメモリの内部です
TOSHIBA製16ギガUSBメモリの内部

この依頼品は折れてコネクタが取れてしまっています。そして、取れたコネクタの側には金属片のようなものが断線した状態で見えています
この金属片はコネクタの導電端子が切れて残ったものです。このように導電端子がもぎ取れて見えていることがありますが、このように破損が酷いのは相当に強い衝撃がかかったことを表しています。
下の拡大写真からはっきりみえますが、衝撃の大きさから、導電端子が半田付けされていた基板の部分はパターンが剥離しています
東芝製のUSBメモリのコントローラは頻繁に改版されており、沢山のシリーズがあります。その理由は半導体のメーカーであるために改造が容易なのではと思われます。
また、東芝製のコントローラは他社製品と全くと言っていいほど互換がありません。したがって、東芝製のコントローラが破損するとデータの取り出しは殆どできません。
コントローラが破損していなければデータの取り出し成功率は高いですが、コントローラが破損していると同一の型番のものがなければ不可となります

9.PRINCETON製の折れたUSBメモリ

PRINCETON製の折れたUSBメモリの外観です
PRINCETON製USBメモリの外観

PRINCETON製の折れたUSBメモリ拡大です
PRINCETON製USBメモリの内部

プリンストンテクノロジーと呼ばれる比較的新しい会社の製品です。この会社はビデオ会議システムの製造・輸入・販売を行っている独立系IT商社となっています
USBメモリにはPRINCETONと印字されていたり、KINGSTONと印字されているものも見かけますが自社で作っている製品ではないようです

流通量が少ないせいか、テータ復旧の依頼も滅多にありません。そのためコントローラが破損しているとデータの取り出し成功率は低いです
USB3タイプの9本端子全てが折れて半田付されていた基板の3箇所の回路パターンが剥離しています
剥離しているパターンの適切な場所を見つけてリード線を繋ぎデータを取り出します
PRINCETON製のUSBメモリは流通量が少ないためコントローラが破損しているとデータの取り出しができない場合があります
この依頼品は写真を見ると破損の症状が酷いですが、このような症状でもほぼ確実にデータを取り出せます

10.TDK製の折れたUSBメモリ
TDK製の折れたUSBメモリの外観です
TDK製USBメモリの外観

TDK製の折れたUSBメモリの拡大です
TDK製USBメモリの拡大

このUSBメモリはケースが上部と下部が合わさったような開封用のスジが側面に見えますが、実際にはがしっかり密着されています。そのため、中の基板を取り出すのが非常に困難です。
TDKの製品は一般的にこのようにガッチリ固められているためご自身で開封するのはお薦めしません、中の基板を壊してしまいかねません

この依頼品はUSB2タイプで、4本端子の全てが基板から外れて、その内の一本は基板の部分のパターンが剥離しています
この種のUSBメモリの破損の形態には徴があって、導電端子が半田付けされていた基板の部位は確実に剥がれてしまい、毛髪のように細い回路パターンが断線した状態で残っています。
データを取り出すには、この断線した回路パターンに直接リード線を繋ぐか、または、針の先ほどの接点を通して基板の裏面に配線されているため、この接点にリード線を繋ぎます
この接点への半田付けか難しい場合は、裏面のコントローラの端子を見つけてリード線を繋ぐことになります
拡大写真を見ると簡単のように見えますが非常に難解です。TDKの製品に関してはご自身での作業は危険ですのでお止めください
データの取り出し成功率は高いです

11.ADTEC製の折れたUSBメモリ
ADTEC製の折れたUSBメモリの外観です
ADTEC製USBメモリの外観

ADTEC製の折れたUSBメモリの内部です
ADTEC製USBメモリの内部

このADTEC製USBメモリは非常にめずらしい構造をしています。海外メーカーでこのような製品を見かけることがあります
ロータリー式の回転部分を外していくと金属部分の小さな空間に一体型の形をしたチップが入っています。このチップの中にデータが入っています。
形は違いますが超小型のミニタイプのUSBメモリと考えると分かりやすいです
金色の部分にリード線を繋いでデータを取り出しますが、端子の信号線に大変注意が必要です。間違えて配線すると電気的に破損します
データの取り出し成功率はほぼ100パーセントと高いです

12.BUFFALO製の折れたUSBメモリ
BUFFALO製の折れたUSBメモリの外観です
BUFFALO製USBメモリの外観

BUFFALO製の折れたUSBメモリの内部です
BUFFALO製USBメモリの内部

この破損の症状は度合いが非常に大きく、重度物理破損となります。したがって、料金は重度物理破損の金額になります
コネクタの金属部分が潰れ、コントローラと呼ばれるチップが取れてしまっています。
このコントローラは基板から外れないようにコンソローラの下の面が基板に半田付けされています。これが取れたということは相当に大きな力がかかったようです
この状態からデータを取り出すにはコントローラを元のじょうに取り付けますが、ADTEC製USBメモリは非常にめずらしい構造をしています。海外メーカーでこのような製品を見かけることがあります
ロータリー式の回転部分を外していくと金属部分の小さな空間に一体型の形をしたチップが入っています。このチップの中にデータが入っています。
形は違いますが超小型のミニタイプのUSBメモリと考えると分かりやすいです
金色の部分にリード線を繋いでデータを取り出しますが、端子の信号線に大変注意が必要です。間違えて配線すると電気的に破損します
データの取り出し成功率はほぼ100パーセントと高いです

13.BUFFALO製の折れたUSBメモリから針状の金属が出ている
BUFFALO製の折れたUSBメモリの外観です
BUFFALO製USBメモリの外観

BUFFALO製の折れたUSBメモリの内部です
BUFFALO製USBメモリの内部

BUFFALO製の折れたUSBメモリから針状の金属が出ています。仕組みの分からない人には内部から出てきていると勘違いします
ケースから 針金のように見える金属はコネクタ部分の導電端子です。USBメモリをパソコンの差し込んでいる状態で強く引き抜くとこのように端子が出てくることがあります
データの取り出し成功率は高いです

14.iPhon端子付き32ギガUSBメモリのコネクタが折れた
iPhon端子付き32ギガUSBメモリ外観です
iPhon端子付き32ギガUSBメモリ外観

iPhon端子付き32ギガUSBメモリ内部です
iPhon端子付き32ギガUSBメモリ内部

iPhon端子付き32ギガUSBメモリ拡大です
iPhon端子付き32ギガUSBメモリ拡大

iPhon用とパソコン用の両方の差し込み口があり、iPhon用のコネクタは中で取れていました。
このUSBメモリは依頼者様が自分で修理を試してみたが出来なかったとのことで、拡大写真のように基板の半田付けはかなり酷い状態でした
データの取り出し成功率は高いです

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